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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第12章  サブミッション
 事務室に戻った優夏。
 机には、由紀の言っていた通り、カタログが数冊置かれていた。

 優夏は、椅子に腰を下ろすと、周囲を見回した。
 近くに誰もいないことを確認し、持ってきた封筒の口を開ける優夏。
 中には、自分の脱いだパンツが入っている。
 優夏は、パンツを避けながら、封筒の中にカタログを入れた。
 そして封筒の口を閉じ、紐を留め具に回して止めた。
 その封筒を見つめる優夏。
 中にパンツが入っているため、不自然な膨らみが気になる。
 これに、内山が用意したカタログを入れるとなると、更に膨らみが増すと考えられる。
 封筒を運ぶのは内山。
 さすがにパンツとは思わないだろうが、触れば布製の物と気付くはず。
 もし、膨らみが気になった内山が、封筒の中を見てしまうことも考えられる。
 “平らにしたほうがいいわね”
 優夏はパンツを平らにして、不自然な膨らみを解消しようと考えた。
 誰かに中身を見られぬよう、封筒を足元に立て、倒れぬよう足で押さえる優夏。
 優夏は前かがみとなり、封筒の口を開けて、丸まったパンツを取り出した。
 そして、カタログとカタログの間に、パンツを差し入れていく。
 だが、柔らかいパンツは、思うように入っていかなかった。
 焦る優夏。
 狭いスペースと無理な体勢により、優夏の額には汗が滲み出ていた。
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