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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第12章  サブミッション
 全裸で外に出た優夏。
 優夏は塀の右側いっぱいまで進み、塀の横から首まで出し、駐車場を覗いた。
 1階は駐車スペースとなっていて、そこに水谷が使用している車はなかった。
 “まだ、帰ってきてないわね”
 ひとまず安心する優夏。
 そして、塀の左側へと移動。
 だが、そこから動けないでいた。

 目的のポストは、玄関から左に2mほど離れた壁に、設置されていた。
 玄関を隠す塀は、幅2m・高さ1.5m程度の大きさ。
 ポストの前まで、塀は伸びていなかった。
 当然ポストまで進めば、通りから丸見えとなる。
 “やだっ、どうしよっ”
 塀の裏で、全裸のまま立ち尽くす優夏。
 ふと、通りに目を向けると、高校生らしき制服の男子が、自分を見ているのに気付く。
 “えっ!なに?”
 思わず優夏は、胸と股間を手で隠した。
 そして、少し膝を曲げた。
 “まさか…気付かれた?”
 優夏の身長では、塀から肩が見える高さ。
 向こうから見れば、もしや裸と思われてもおかしくはない。
 優夏は、膝を曲げた体勢のまま、その男子高校生のことを見返した。
 すると男子高校生は、優夏から視線を外し、その場から去っていった。
「ふぅぅ…」
 “さて、どうしようかな…”
 優夏は一息つき、再び思案するのだった。
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