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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第12章  サブミッション
 塀の上から顔を出し、通りの様子を伺う優夏。
 優夏は、人通りが切れるのを待っていた。

 塀の左端ギリギリで、待ち構える優夏。
 通りから、人が消えた瞬間がきた。
 “よしっ!今だっ”
 半歩踏み出したところで、塀の正面から車が入ってきた。
「えっ!?」
 なんとか踏み止まる優夏。
 その車は、水谷が乗る社用車だった。
「やだっ!帰ってきた」
 慌てて優夏は、玄関の前まで戻り、ドアノブを掴んだ。
 だが扉が開いたら、水谷に気付かれてしまうと考え、扉を開けるのをやめた。
 優夏は裸を隠すように、その場にしゃがみ込んだ。

 駐車スペースへと進む社用車。
 優夏に緊張が走る。
 そして、塀に隠れる優夏の横を、社用車が通り過ぎる。
 優夏はしゃがみ込んだまま、運転席に目を向けた。
 乗っていたのは、間違いなく水谷。
 幸いなことに、こちらを向くことはなかった。
 “助かった…”
 “それよりっ、急がなきゃ…”
 再度、通りを見る優夏。
 人通りはない。
 優夏は急いでポストに向った。
 塀から出て、ポストの前に全裸で立つ優夏。
 急いでポストのダイヤルを回す。
 “やだっ!間違えちゃった…”
 焦る優夏。
 まだ、水谷の乗る車のエンジン音は聞こえている。
 “落ち着いて…”
 自分に言い聞かす。
 やっとポストが開き、郵便物を取り出した優夏は、急いで塀の裏に戻った。
 そして、通りを見る。
「あっ!!!」
 優夏の目に映ったのは、先程の男子高校生の姿だった。
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