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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第14章  オナニズム
 …
 禁断の園に、足を踏み入れた水谷。
 正面に壁があり、左へ進む。
 また壁があり、今度は右に曲がる。
 右に見えたのは、全面鏡張りの壁。
 その前に設置された、3つの手洗い器。
 前に進む水谷。
 左に見えるのは、3つの個室。
 この中の1つに、優夏がいることとなる。
 個室が並ぶ、左に進む水谷。
 その股間は、大きなテントを張っていた。

 男が入ることが許されない、禁断の場所への侵入。
 そこで行われているのが、自慰行為であること。
 このシチュエーションが、水谷の性的興奮を高めていた。

 息を殺し、忍び足で進む水谷。
 何やら、機械音と水の音が聞こえる。
 その音がシャワートイレの音だと、容易に察しが付く。
「んっ…んんんっ…」
 そして時折聞こえてくる、押し殺したような声。
 自慰行為が続いている証明である。
 その音と声は、一番奥の個室から聞こえていた。
 奥の個室を目指し、歩を進める水谷。
 ついに、その個室の前に辿り着く。
 その時だった。
「あぁぁ…はぁぁ…あぁぁん…」
 突然、喘ぎ声が大きくなった。
 続いて。
「あぁぁ…イクっ…あぁぁぁ…」
 “マジっ...”
 喘ぎ声の大きさと、絶頂予告に驚く水谷。
 そして間もなく。
「あっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
 目の前にあるドアの向こうから、嬌声が上がった。
 …
 突然のことに、水谷は呆気にとられ、その場に立ち尽くした。
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