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第14章 　オナニズム

　…
　優夏の顔を確認すると、男子高校生は立ち上がった。

　男子高生の顔には、笑みがこぼれていた。
　“やっぱり、あのお姉さんだっ！”
　“まさか、❝裸の女神様❞に会えるとは...”
　“ラッキー”
　優夏の顔を知る、この男子高生。
　その正体は、全裸の優夏を目撃した、あの男子高生であった。

　男子高生の名前は、■吉田 陽介（よしだ ようすけ）。
　優夏が働く会社近くの、高等学校に通う3年生である。

　～･～･～･～･～･～
　陽介は昨日、優夏が働く会社の前を通った。
　その時、玄関前の塀の裏で、不審な動きをする女を発見。
　塀の上から女の肩が見え、もしや裸ではと凝視していた。
　すると女と目が合い、一度はその場を離れた。
　だがどうしても、その女のことが気になり、引き返した。
　すると、郵便受けの前に全裸で立つ、女の後ろ姿を目撃。
　陽介は驚愕した。
　女は何やら手こずっていて、10秒近く生尻を披露。
　その後、女は塀の裏に戻り、陽介に気付く。
　そして慌てて中に入る際には、美巨乳も披露してくれた。
　～･～･～･～･～･～　
　陽介は、その女のことを ❝裸の女神様❞ と名付けたのだった。