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第15章 　ホリデー

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　　19：45
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　～ 高橋の部屋 ～

　優夏と高橋は、テーブルをはさんで座っていた。
　テーブルの上には、カセットコンロと鍋。
　食材はすべて、食べ尽くされていた。

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　あの後、支度が出来たと高橋が来訪。
　優夏は高橋の部屋に、招かれた。

　玄関に入った優夏。
　入ってすぐ右、外廊下に面してキッチン。
　左手には、浴室、洗面、トイレの水回り並ぶ。
　そして右奥に、違和感のある洗濯機置場。
　優夏の部屋と、対となる間取りである。
　
　靴を脱ぎ、中に上がる優夏。
　すぐに目についたのが、ダイニングテーブル。
　その上には、食器とカセットコンロに乗せられた鍋が置かれている。
　そして、あの高級しゃぶしゃぶの肉が並んでいた。
　優夏のテンションが上がる。

　高橋に座るよう促され、椅子に腰を掛ける優夏。
　目の前の高級肉が気になりつつ、目線をあげる。
　奥の洋室につながる、引き戸が全開となっていた。

　洋室を見る優夏。
　片付けは完全に終わっているようだ。
　優夏は、気になっていたベッドの位置を確認。
　思った通り、優夏の部屋側に配置されていた。
　優夏の顔が曇る。

　高橋も席に着き、引越し祝いという名目で、二人は乾杯を交わした。