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第3章 　マジックショー

　…
　優夏の尻の前にしゃがんだエロックは、その大きな尻を堪能していた。
　“エロい尻してやがるぜ”
　目の前の巨尻に興奮したエロックが、臀部を覆う布を掴んで絞り始める。
「やだっ！ちょっと…やめてっ」
　身動きの取れない優夏は、声を上げることしかできなかった。
　すると、マリが優夏の耳元で囁く。
「時間が押してるのよ、少しの我慢だから、おとなしくしてて」
　マリに諭され、優夏は大人しくなった。

　臀部を覆っていた布は絞られたまま、洗濯バサミで固定された。
　強制Tバックとなったところで、エロックがマジックペンで生尻に何かを書き始める。
　恥ずかしさと、くすぐったさに、必死に耐える優夏。
　その表情が映し出されると、会場の男達は、息を吞んでスクリーンを見つめていた。

　臀部への落書きを終え、洗濯バサミを外すエロック。
　そして、その落書きを隠すように、布地が戻された。
　“なんなのっ、こんなの聞いてないわよ”
　優夏は、怒りを覚えていた。

　エロックがテーブルに戻る。
「では、お尻派の佐藤さん、カードをめくってください」
　目の前のカードをめくる佐藤。
　カードは、クローバーの8だった。
　そのカードは、スクリーンにも映し出された。
「では皆さん、あちらに注目してください」
　エロックの言葉で、拘束された優夏に視線が集まると。
♪ウイーーーン
　機械音が鳴り、優夏が立つ台が回転を始めた。
「えっ！なっ、なに？」
　驚く優夏。
　優夏の体がゆっくりと回転していき、会場に背を向けたところで、回転は止まった。

　優夏の大きな尻に、観客達の視線が集まる。
「先ほど私は、あのエロくて大きなお尻に、マークと数字を書きました」
　“もしかして…”
　優夏に不安が走る。
「お尻に書かれたものが、クローバーの8だったら、拍手喝采をお願いします」
「おおぉぉぉ…」
　エロックの言葉に、会場が沸く。
　つまり、生尻が露わになるということだと、全員が理解したのだ。