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第17章 　セクシャル テイスト

　…
　優夏は、自慰行為をする女性に釘付けとなっていた。

　女性はブラを取り、乳房を露出。
　隣に座る男が、ブラを受取る。
　すると、床に座り込む男が、両手で女性の脚を大きく開かせた。

　大股開きとなった女性は、パンティの中に手を差し入れる。
　そして、手を動かしていく。
　喘ぎ声と共に、湿った音が、優夏の耳にも聞こえてきた。
　そして女性は、声をあげて絶頂を迎えた。
　
　その一部始終を見届けた優夏。
　“すごいの見ちゃった…”
　優夏は、感動すら感じていた。

　横を向く優夏。
　由利子がいないことに気付く。
「あれっ？」
　その先に、由利子の後ろ姿が見える。
　“やだっ！いつのまに…”
　優夏は、急いで後を追った。
　…
　奥まで進むと、先程見学した大部屋の前に到着。
　その隣に並ぶ、個室の前に由利子がいた。

　ゆっくりと近づいていく優夏。
「あんっ！あっ、あっ、あっ…」
　女性の喘ぎ声が聞こえてくる。
♪ﾊﾟﾝｯ…ﾊﾟﾝｯ…ﾊﾟﾝｯ…ﾊﾟﾝｯ…
　そして、肉塊がぶつかる音。
　“うわっ！”
　SEXの真っ最中だと気付き、優夏の足が止まった。

　すると由利子が、優夏に気付く。
　その由利子と目が合い、ドキッとする優夏。
　妖しい笑みを浮かべる由利子。
　優夏は導かれるように、再び歩を進めた。