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第5章 　催眠術ショー

　…
　珍斉の質問は、更に過激な方向へと進んでいく。
「初体験はいくつの時じゃ？」
「えっ！そんなこと言える訳…」
　まさかの質問に、動揺する優夏。
　しかし優夏の右手は、卓上のカードへと動き出す。
「やだっ！」
　自分の右手を、止めることが出来ない優夏。
　そして、右手人差し指は、❝1❞と❝7❞を指した。
「なるほど、17歳で処女卒業ってことじゃな」
　珍斉の言葉により、優夏の顔は真っ赤に染まっていた。

　更に珍斉は、優夏のプライベートな部分へと切り込んでいく。
　これまでに交際した人数は？
　❝5❞
　これまでにセックスした人数は？
　❝8❞
　現在の彼氏の年齢は？
　❝2❞ ❝8❞
　最近したセックスは何日前？
　❝1❞
　人に知られたくないことを、次々と暴かれていく優夏。
　顔をそむけることも出来ず、観客達の好奇の視線を浴び続ける。
　“もう、いやだ…”
　優夏の耳は、燃えるように熱くなっていた。

　顔を紅潮させ、恥ずかしがる優夏を見て、珍斉は満面の笑顔を見せる。
「なるほど、昨日セックスしたんじゃな」
「うっ…ぅぅぅ………」
　優夏は、言い返すことが出来ず、黙りこくった。