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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第5章  催眠術ショー
 …
 うっとりとした表情で、腰を振り続ける優夏。
 観客達は、その少し滑稽で、艶めかしい水着美女の姿に釘付けとなっていた。

 優夏は、客席から注がれる熱い視線を感じ取っていた。
 “やだっ、見ないでぇ…”
 羞恥心からくる心の叫び。
 しかし、前後に動く腰は止まることはない。
 それどころか、羞恥心により快感を増幅させていた。
 “もう…どうにかなりそう…”
 優夏は快楽の波に漂い、理性を失いかけていた。

 ここで珍斉が動く。
『どうです優夏さん。普段のオナニーより気持ちいいじゃろ?』
「そんなこと…」
 否定しようとする優夏だが、言葉は続かない。
『では、もっと気持ち良くしてあげますよ』
「えっ!」
『ラッパの音を聞くと、腰の動きは早くなります』
「なっ…」
『そして腰の動きが速くなればなるほど、気持ち良さは倍増します』
 そう言って珍斉は、ラッパを吹いた。
♪プーーー
「あぁっ…」
 一気に強い快感が走り、声をあげる優夏。
 そして珍斉の説明通り、腰の動きが速くなると同時に、全身に巡る快感が増していた。
「あぁっ…んっ…んんっ…んぁっ…んんっ…んぁぁ…」
 必死に声を押えようと、唇を噛みしめる優夏。
 だが、快楽の波はうねり続け、優夏を呑み込んでいく。

 やがて噛みしめた唇は開き、喘ぎ声が漏れ始める。
「あぁっ…ぁっ…ぁぁっ…いっ…いやっ…とっ…とめて…あぁぁぁ…」
 優夏は珍斉に、腰の動きを止めるよう懇願する。

 そんな優夏を見つめながら、珍斉はニヤニヤと笑っていた。
 その手には、快感を与えるラッパが握られている。
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