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先輩の彼女を調教してやった
第26章 広美と健治
健治と広美は荷物を荷台に乗せ、指定席に座わった。

「健治さん、窓側じゃなくていいんですかー」

通路側に座った健治を見て、広美はニヤニヤした顔で質問した。

「あははっ、俺はそんな子供じゃないぞ」
「それに通路側のほうが、景色見るふりして、広美の可愛い顔見れるからな」

広美は健治をからかったつもりだったが、健治から返された言葉に顔を赤らめた。

「や、やだー、もう、可愛いなんて」
「恥ずかしいですよー」

広美は顔を両手で隠すような仕草をして、おどけて見せた。

カップルらしい会話に、広美は幸せを感じていた。

(やっぱり健治さんと付き合って良かったよ)
(旅行たくさん楽しまなきゃ)

健治は、元気で可愛らしい広美を見て安心した。
最近ずっと仕事が忙しかった為、広美に嫌われていないか心配になっていたからだ。

更に二人の会話は盛り上がり、あっという間に目的地に着いた。

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