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先輩の彼女を調教してやった
第29章 セックス出来なかった二人
広美は酔っぱらった健治の話を聞いていた。
主に仕事の話になっていたが、それでも広美は健治と二人きりで話が出来て楽しかった。

「広美はまだアルコール飲めないからなー」
「二十歳になったら、一緒に飲もうな」
「あっ、大事なこと思い出した」

横でオレンジジュースを飲んでいた広美が何の事かと聞き返した。

「まぁ大した事ではないんだけどさ、月曜日から出張なんだよ、出張」

広美は驚いたように聞き返す。

「出張?場所は?いつまでなんですか?」

健治は酔っぱらった頭で、何かを思い出すような仕草をしたあと、広美に答えた。

「東京にさ、まー3日なんだけどね」
「月曜日の夜に移動して、火曜、水曜と向こうのお客と商談なんだよ」
「なにもなければ水曜日の夜に帰ってくる」

広美は健治の話をウンウンとうなずきながら聞いていた。

「健治さん、頑張ってきてくださいよ」
「東京かー、いいなー、私も一回ぐらい行ってみたいかも」
「お土産期待してますからね」

広美と健治は久しぶりに二人きりでたくさん会話をした。
会話は途切れる事なく、楽しい時間はあっというまに過ぎた。
改めて二人は好きだという気持ちを確かめあった。
そして夜も遅くなり、二人は明日に備えて眠りについた。


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