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先輩の彼女を調教してやった
第15章 事が終わり
セックスが終わった広美は、太田に促されシャワーを浴びていた。

(ぐすっ、なんで私こんな約束しちゃったんだろ…)
(私には健治さんいるじゃないの)
(なんで太田さんに体を許しちゃったのよ)

広美は急に悲しくなり泣きながらシャワーを浴びていた。

(で、でも仕方ない事なのよ)
(お金は必要だったし…)
(そうよ、お金もらうと決めた時、いっぱい悩んで後悔しないって、そう自分で決めたじゃないの)
(太田さんの言う通り、ある程度の口止め料みたいのは必要だよね)
(あと九回…、九回すれば秘密にできるじゃない、我慢するしかないよね…)

広美は一見おっとりしているように見えるが、性格は芯があり、自分が決めた事には逃げ出さず、やりとげるといった少し頑固な部分がある。

その性格が今回は悪い方に転がり、太田の理不尽な契約に対しても、もとは自分が悪いのだから、と考えてしまい、逃げ出さずに太田の言う通りに従うと決めてしまった。


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