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先輩の彼女を調教してやった
第16章 タイミングの悪い誘い
悩みが晴れた広美は元気を取り戻す。
メールより電話で健治の声を聞きたくなり、健治に電話をしようとした。
電話帳から健治を選択した時に、メールが受信し、画面が切り替わる。

「もう、誰からのメールなの?」

タイミングの悪いメールだなと広美は思いながら、画面にその内容を表示した。

広美はそれを見て一気に表情が曇った。
メールの送信者は太田だった。

【明日の夜、二回目やるから会社終わったら連絡しろ】

呆然する広美。
そのうちくるとは思っていたが、何故明日なのか。
何故このタイミングなのか。
広美はどうすればいいのかわからなくなった。
太田の指定した次の日には健治と旅行に行く日だ。

広美は慌てて太田にメールを返し、日にちを変えてほしいと頼んだが、聞き入れられなかった。

結局、広美は太田に呼ばれセックスをし、次の日に健治と旅行にいく事になってしまった。

実はこれは、太田のシナリオ通りだった。
太田はたまたま健治から、最近広美が冷たいとか話を聞いており、土曜日に旅行に誘う話も健治から聞いていた。

太田は絶好のチャンスとばかりにあえて、そのタイミングを狙ったのである。

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