この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不埒に淫らで背徳な恋
第1章 【心の歪み、気付いてる?】




「頑張って仕事覚えて、畠中チーフのこと今よりもっと楽にしてみせます…!だから、その時はちゃんと僕のこと見てください」




「えっ…!?」




単なる仕事に対する意気込み宣言かと思いきや最後のはちょっと意味が違うよね!?
手を握られて言われると絶対そういう意味だしリアクションに困る。




こんなキラキラした目でストレートに言わなくても。
こんな誘いはいつもなら難なくクリアしてきた。
今だってスルー出来るはずなのに、この私が気迫負けしてる…!?




「と、とりあえず仕事頑張ろっか?」




「お願い聞いてくれますか?」




「な、何…?」




「営業成績No.1になれば僕とデートしてください」




「はぁ!?私、結婚してるんだよ!?」




「ダメ……ですか?」




ちょっと待って、何で私が泣かせてるみたいな空気になってんのよ。
言ってることめちゃくちゃだから。
しかも営業成績No.1だなんて……




「それって私を越えるってことだけどわかってて言ってるの?」




繰り返しの説明になるけど、
私は商品開発から営業も携わっている二足のわらじが武器だ。
この私に宣戦布告するなんて……身の程知らずめ。




「はい…!」




出たよ、今日一元気な返事。
満面の笑み。
グイグイ来る人は少し苦手なのに
この笑顔は嫌いじゃない。
心の奥がザワザワして落ち着かない感じ。




「これからビシバシと営業のノウハウ叩き込んであげるから覚悟しときなさいよ?」




「はい!」




「で、何調べてたの?」




「えっと……○○の………」





「ああ、それならこっちの棚にもっと前のやつあるから」




「はい!」




た、体育会系なのね……
だからなのか、すご……腕の筋肉。
近くでマジマジと見るとぷっくり血管見っけ!




「うわっ…!」




「あ、ごめん……つい」




浮き立つ血管に見惚れて人差し指で触ってしまった。
びっくりされて思わず引っ込める。
耳まで真っ赤な彼はその腕を差し出し「どうぞ」と言ってきた。




「何かスポーツやってたの?」




「向こうでも剣道を」





「へぇ……」














/333ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ