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不埒に淫らで背徳な恋
第11章 【最終章 背徳没倫〜人の道から外れ、道徳に反する〜】





「嫌か…?終わったら、そのまま別れよう」




「え…?」




「いつもの感じで……終わろう、俺たち」




休日は夜と明け方にセックスして……そのまま春樹さんは仕事に向かっていた。
そんな風に終わるの…?
そこまでして……




「ダメか…?ダメだよな」




間違ってる……間違ってるよそれは。




「でも最後でいいから…俺を想ってくれよ……俺だけを見てくれ」




何度も甘い声で私を呼ぶ。
好きだ…と言う。
抱き締められて唇が重なる。




反応しちゃいけない舌が。




私は……とんでもない悪女だ。
最後だと言われ従うの…?
最後じゃないかも知れないのに。
でも春樹さんの目は嘘をついているようには見えなかった。




だから……?
だから何なの……?




このまま流されて委ねてしまうの?
とんだビッチね。
誰でもいいんじゃない?
何なのよ……私。




「ごめん、我慢出来ない…っ」




手を引かれ寝室へと足を運んだ。
すぐにベットには行かずドアの前で激しく唇を塞がれている。




快くん………ごめん。




目尻から零れ落ちたら春樹さんの首に手を回した。
最後のセックス……受け入れてしまった。





ダメだとわかっていながら拒めない。
馬鹿だ……本当に馬鹿なんだ。
嫌われる覚悟でって……嫌う自信ないよ。
こんな優しい抱き方されたら。





ベットに寝かされ服の上から膨らみに触れてきた瞬間、今まで受け入れてきたはずがすぐに快くんが脳裏に浮かんでハッとした。
気付けばドン!と押し退けている。




驚く顔と震える身体。
自分でもすぐ飲み込めていない状況。




「あ………ごめん…なさい」




最後だから…と受け入れるつもりだった。
でも直前になって身体が拒絶するなんて。
何度傷付ければ気が済むのだろう。




「もう俺は……受け入れてもらえないんだな」




そう言うとベットから降りて悲しそうに微笑む。
最後の最後で……こんな顔させてしまう。




「酷いことして…ごめんなさい」




「もう謝るな、余計に辛くなる」














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