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不埒に淫らで背徳な恋
第2章 【秘密を共有するのは罪ですか?】




外国人も諦めてくれたけど、めっちゃ怒らせたよね。
仕事で英会話はよく話すけどまさかナンパで使うハメになるとは思いもしなかった。
断り方テンパっちゃった。




何も言わずに家まで凄い勢いで手を引かれてる。




「稜ちゃん…!ちゃんと断ったよ?結婚もしてるって言ったし稜ちゃんが旦那だってことも」




何を言い訳してるんだろう?
でもこの空気に思わず私から口を開いた。
結局心の中じゃ、ナンパなんて久しぶりでちょっと喜んでた自分も居るなんて絶対言えないけどね。





マンションに着いてエレベーターに乗り込む。




怒ってるなら仕方ないか。
少しほとぼりが冷めるまで……




なんて頭に浮かんだ瞬間。
息が出来ないほど激しくキスされた。




しまった…!エレベーターに二人きり。
しかも怒ってる時のキスは絶対に逃してはくれない。
女の力じゃビクともしない強さ。




階に着くまで離れなかった。
肩で息するほど上がってる。
扉が開いてまた手を引かれた。




待って、このパターン。
全然止まってくれないやつだよね…?
家の中に入れば玄関のドアに押し付けられてキスが続く。
絡ませる舌もどことなく冷たい。




ねぇ、感じないってば……




やめて……服脱がさないで。




ジャケットが足元に落ちていく。
ブラウスのボタンも外されて……
唇が離れた瞬間、もどかしそうに外してる稜ちゃんの手を止めた。




「今日はやめないから」




「やめて……シャワー浴びたい」




「後で一緒に浴びりゃいいだろ」




「疲れてるの…!」




「俺以外にヘラヘラすんなよ…!怒らせた瑠香が悪い」




また勢い良く手を引っ張り強引にベットに押し倒された。




ねぇ、したくないの。
何焦ってるの…?
こんな怒りに任せて抱かれても
虚しいだけだよ……




濡れてないのに無理やりされて
膣炎にでもなったら本気で軽蔑する……
痛い……痛いってば!
出したければ自分一人でやってよ。
私を道具にしないで。




ゴムの中で出された精子。




ベットの上で裸体のまま放心状態の私。













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