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不埒に淫らで背徳な恋
第12章 【エピローグ】

手の袖を引っ張りお目々パッチリの可愛い天使がケンカしてると勘違いして言ってきたのだ。
ツインテールにしてお気に入りのワンピースでニコニコ笑顔だね。
「大丈夫だよ、ママはパパが大好きなんだよ」
「うん、しってる!でもパパのほうがもっとママがすき!」
あまりにも可愛過ぎてその場で夫婦ともども悶絶させられる。
結局二パターン試着したドレスは子供に決めてもらい落ち着いた。
そんな娘ももうすぐ三歳。
打ち合わせの帰り道。
娘を真ん中にして歩いていたら途中で快くんが私の隣に移動してきた。
「やっぱりこっち」って手を繋いでくる。
また始まった…とばかりに私は娘と目を合わせた。
「ママはダメ!」
「いいじゃん、次はパパに譲ってよ」
「ダメダメ〜!」
父娘で取り合わないでよ、恥ずかしい。
家でも外でも勃発するからたまに呆れるけど、付き合ってる時からこんな感じだし慣れるしかないと思ってる。
子供っぽくなるとこも好きな一部だしね。
夜も寝かしつけてからお風呂に入り、パックしながらストレッチしたり美容タイム終わらせてからルンルン気分で寝室向かったら。
急にドアが開くからビックリしちゃって。
「え?」って言ったらそのまま手を引かれ部屋の中に連れ込まれた。
私が来るまで待てないのか。
「寝た?」
嗚呼、もう欲しそうな瞳。
身体も火照ってる。
「うん」
返事も待たずに啄む。
ベット行かないの?
閉めたドアの前で舌を絡ませてる。
「起きないよね?」
「うん、大丈夫だと思う」
夫婦の寝室とは別で寝かせているがたまに泣いて起きちゃう時があって私だけが娘の部屋に行く夜もあった。
その事を懸念しているのだろう。
中断させられた事……あったもんね、何度か。
かなり拗ねてたもんなぁ……両方の相手だとさすがに疲れる。
あれを再び…となるのは私も避けたい。
舌が深く吸い付いてきた。
スイッチ入っちゃった証拠だね。
今夜は快くんに着てほしいと言われてたナイトウェア。
キャミワンピースにセットアップのガウンカーディガン。

