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不埒に淫らで背徳な恋
第13章 【番外編〜快くんと瑠香の日常〜その①嫉妬】
リビングに飾られた写真。
あまりにも眺めているからまた後ろからハグしちゃう。
「また見てるの?」
「うん、この頃と瑠香さん変わってないな〜と思って見てた」
「えっ!どこが!?三人子供産んでるんだよ?」
「綺麗だよ、今の方がもっと」
「私の歳知ってるくせに…」
「うん、36歳には見えないな」
「もう!言わなくて良いってば」
「アハハ、瑠香さん可愛い」
「馬鹿にしてる?」
「してない、してない。でも美魔女なのは間違いない」
「嬉しくない…」
「何で?他の男には絶対見せたくないよ、瑠香さんのこと」
「はいはい、結婚式以来友達と会わせてくれないもんね」
「そうだよ、皆惚れちゃうもん瑠香さんに」
「はっ!?それぞれ好みってもんがあるでしょ」
「とにかくダメ!あいつら絶対やらしい目で見る」
振り向いて正面から抱き締められる。
「え〜会いたいなぁ、今度連れておいでよ」
「絶対ヤダ!」
思わず吹き出した。
目が真剣なんだもん。
あと、本気で怒ってる。
「出産祝いとか貰ってるのに?」
「無理」
一度言い出すと絶対曲げないんだよなぁ、そこは偉くもあり欠点でもある。
あ、プイッと行っちゃった。
「ねぇ、怒ってるの?」と追いかけてみる。
娘たちはスヤスヤお休み中。
おーい、拗ねないで?
ソファーの隣に座っても背を向けちゃう。
ツンツンしたらチラッとこっち見て。
「瑠香さんは僕以外の男に会いたいって思うんだ?」
やっぱりそこか。
仕方ない子だね。
「うん、会いたい。快くんが学生時代どんな人だったのか色々聞いてみたいな」
「それは卒アル見せた時に聞かせたでしょ」
「友達からも聞きたいもん」
「絶対イチャイチャするでしょ」
「イチャイチャ?してほしいの?」
「違っ…!」
振り向いた瞬間にチュッてキスしたら黙っちゃった。
じゃ、反撃よろしいですか?
「ふーん、私が快くんのお友達とイチャイチャ?へぇ、信用されてないんだね?私」
「いや、違うよ」
「何が違うの?」