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生徒会長・朝倉美咲
第15章 礼子と葛巻
「そういや、トイレでしゃぶらされたってのは何だ?」

礼子はシャワーで濡れた下着やスカートを洗濯機に放り込みながら、
「ああ、あれね。
なんかノーパンがバレて
しょぼいサラリーマンに駅のトイレに連れ込まれてね
使い捨てのオナホール扱いされたのよ」
と答えて【乾燥】ボタンを押した。


「…どうしてそんなに詳しく知ってるんだ?」

「学園駅で待ち伏せして、後をつけて、隣の個室で全部聞いてたからよ」

「お前…」

「うん、自分でもストーカーみたいだと思ってる」

みたい、じゃなくて正真正銘のストーカーだろ、と葛巻は思った。

(…しかし見事にまっ平らだぜ
青井もよくこんなのに手ぇ出したな)
目の前で裸になった礼子を見ても、一切食指の動かない葛巻だった。



「ねぇ、そろそろ始めないと起きちゃうんじゃない?」

美咲を見下ろして、礼子が葛巻をけしかける。

「ああ、そうだな」

美咲を剥く役は礼子に任せて葛巻は自分のスウェットを脱いだ。

「おい、ソックスは脱がさなくていいぞ」

「…変態」

「お前にだけは言われたくない」


言ってやると、礼子は葛巻に向かって舌を出した。
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