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性に溺れる私
第9章 【甘い蜜】
先生にもたれながら窓に移る結合部を見ていた。
凄い……ピストンの音も愛液が混ざり合う音も全部。
激しく揺さぶられて連続絶頂した。
出窓の上でも潮を吹いた。
その場に倒れ込んだ2人は床で抱き合う。
互いに痙攣していても身を寄せ合った。
外したコンドームを括る先生にお掃除フェラをする。
「藍沢もういいよ…」と離してきた身体。
すかさずキスが舞い降りる。
お掃除フェラした口内を今度は先生が綺麗にしてくれているみたい。
乱れたままの吐息で見つめ合う。
優しく微笑むと目尻が下がる。
しばらく服も着ないで抱きしめ合いキスを繰り返していた。
先生とはこの関係のままでいい。
これ以上求めたら壊れてしまう。
これ以上受け入れても結果は同じ。
愛人でも浮気相手でもない。
ただの性奴隷。
互いの利害が一致している関係だ。
先生は好きな時に好きなだけ私を抱けるし、私はそれに従いレイプさせている。
勿論、合意の上だ。
理解に苦しむ人はたくさん居るだろう。
だから決して自爆するような関係性になってはいけない。
踏み込んではいけないの。
その線引きを間違わないように。
長く続ける方法はこれしかない。
だって手放したくないんだよ。
こんな相性の良い身体、どこ探したって見つかりっこない。
だから今の状態を続けたいの。
もう気付いてるでしょ…?
性奴隷を続けないと私とは切れてしまうって思わせておきながら、本当は自分が性奴隷にされているってこと。
そうだよ、先生自身が私の性奴隷なの。
可笑しいね、どっぷりハマっちゃってて笑える。
好きだよ……愛してる………
そう囁きながら服従関係は築かれていたの。
もう離さないよ……じゃない。
離れられないの。
先生は私から離れられない。
自分の意思では。
こんな日を待っていたよ。
先生の負け、なんだよ。