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楽しい痴漢の時間(ショートストーリー)
第6章 抱き締め行為
長い経験の中で、視線を逸らした女性は何をやっても抵抗をしてこないと、僕は学んでいたからだ。

多分だが、僕の風貌を見て女性は怖くなってしまったのだろう。
こうなるとやり放題になる。

僕はさっそく、後ろから女性の腰から前に両手を回し、お腹を抱えるようなしっかりと抱き締める。

そして女性を僕の体に引き寄せるようにし、恋人同士のように体に全体を密着させる。

(最高だな、恋人でもなんでもないのに抱き締めれるなんてな)

当然女性は嫌がり体を小さく動かすが、がっちり抱き締められており、逃げれない事を理解すると、顔を下を向け諦めたように僕のされるがままになる。

そして、僕はその状態で目的地の駅まで、女性の体をじっくりと味わう。
これが僕の痴漢行為だ。

一番興奮した体験は、夏の日の女子高生にした行為だった。

あの日も同じように満員電車に乗り込み、女子高生の正面に位置取りをした。

すぐさま僕は体を女子高生に密着させた。
その子はすぐに異変に気が付き僕の顔を見上げる。
しかし僕の顔を見て、すぐさま視線を逸らし、うつ向き抵抗しなくなった。

それを確認した僕は大胆にも正面からその女の子を抱き締めた。
そして片方の手を女の子の頭に回し、僕の胸に埋まるように強く引き寄せる。

まるで恋人のような電車内で抱き締め合う。

(柔らかさ最高だな)
(しかもエロい匂いがして興奮するな)

季節が夏の為、女の子はスカートにブラウス一枚の薄着で、直接肌の感触を味わえた。


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