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私は性欲モンスター
第1章 私の性欲
この話が公になる頃には私の人生は終わる。
夫と離婚するであろう。
友人も私から遠ざかるであろう。
親に至っては勘当されるはずだ。

私の父はとある会社の創始者で、何不自由なく私は育った。
欲しい物はすぐに手に入ったし、思春期を迎えた中学時代には男にも不自由しなかった。
反抗期もなく育った私は、親の言いなりだった。
親が白いものを黒と言えば、世の中は黒い世界で埋め尽くす。そう教えられた十代だった。

「性」と言うものに目覚めたのは中学入るか入らないかの頃だった。
初めて「彼氏」と呼べる男性が出来たのは中一の頃。相手は十歳年上だった。
父の部下で、彼は婚約者が居た。ルックスも人柄も良い彼は上司からも可愛がられ、後輩社
員からは慕われていた。
恋愛の二文字もよく分からない私に「ご令嬢」として唯一扱わなかったのが彼だった。
また、中学生の子供とも扱わず、一人の女性として扱ってくれていた。
私は異性を初めてとても大事だと思ったと同時に、私の性欲が沸々と沸く。

ある日婚約者と別れたと聞いた私は彼を呼び出した。
「好き」と言う気持ちを伝えてみたくなったのだ。
しかし、なかなか告白出来ない私に、彼はそれを察したのか、缶コーヒーを私に手渡し突然
こう言った。
「… 付き合おっか。」
なんて軽いんだと思った。そんなもんか。しかし私は遊ばれても良いからと言う気持ちで
「うん。」と答えた。
生まれて初めてのデートは横浜だった。ただプラプラ歩くだけだった。
それでも楽しいと感じる。彼氏と言う存在は不思議なものだ。
十三歳の私は、セックスのやり方どころか気持ちがいいキスの仕方すら知らない。
彼とデートの時は相手が年上なだけあり、自分自身に変なプレッシャーを感じていた。
今の時代の様にスマホで動画やネット検索で調べる訳にもいかないし、何より経験豊富で
あろう彼に対し、キスの一つ上手く行かなかったらと焦っていた。
そんな彼と、初めてのキスは飛行機の中だった。
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