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見られたせいで。
第5章 貰っちゃった
 あれから二日経つが多佳子からも父親の和彦からも連絡はない。多佳子の美容室は臨時休業の張り紙が出ていた。どうなってるんだ?何故連絡してこない?子供が心配じゃないのか?
 俺は姉妹を連れて児童相談所に行くことにした。
 対応に出てくれたのは年配の女性だった。女性は高倉と名乗った。俺は多佳子の浮気発覚の顛末を話し、愛美に調べさせた報告書と当日の玄関入ってから誠一に殴り掛かられるまでのDVDを資料として提出した。
 それから調査だ手続きだ裁判だとややこしい事が続いたが愛美の探偵社の顧問弁護士が凄腕で全ては俺の望む様に収まった。
 
 「ただいま!」
 元気な声とトタトタという軽い足音を立てて部屋のドアがノックも無しで開けられ真新しい中学の制服の胸に花飾りを着けた弥生が入ってくる。あれから一年半経ち、弥生は三神弥生として中学の入学式を終えて帰宅したのだ。皐月と弥生は両親の離婚親権の放棄の末に俺と愛美の養女になった。あんなのでも親は親だった。姉妹には親に棄てられたという傷が残り俺と愛美に対する依存心が強くなった。特に弥生は軽い幼児退行が見られ年の割りには甘えん坊になった。皐月は一人で弥生を守るという枷から放たれ少しずつ我儘が言える様になった。その皐月も入学式の手伝いに駆り出され制服姿だ。
 部屋に入るなり「ただいま」も言わずに抱きついて唇を重ねてくる。暫く舌を絡め唾液を送り合うと満足したのか糸を引きながら口を離しニッコリ笑う。
 「ただいま。」
 うん。順序が逆だな。
 「ただいま帰りました。」
 最後に入って来たのは黒のパンツスーツに大きなコサージュをつけた愛美だ。おや?平静を装ってはいるが何かおかしい。
 「愛美。上着を脱げ!」
 突然の命令に愛美は熱い吐息をついてスーツを脱ぐ。薄いブラウスの胸元には勃起した乳首が透けている。何処の世界に愛娘の入学式で露出プレイ楽しむ親が居るんだよ?尻を叩いてやると「アン!」と嬉しそうな鳴き声を上げる。それを見ながら弥生はむくれて地団駄を踏む。
 「お姉ちゃんも愛美ママもずるい!今日如月パパは弥生のよ!」
 俺は苦笑しながらスマホを構える。
 「勿論忘れてないよ。可愛くご挨拶してごらん。」
 言われて弥生は少し赤くなりながら腰の後ろで腕を組む。 
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