この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第48章 永遠
 宜佑のように未来が読めないというのは、明華にとっては初めての体験だった。極めて不思議な宿命を持つ皇子といえる。



 明華の心など知らぬげに、宜佑が淡々と言う。相変わらず視線は空に向けたままだ。


「俺は端から、こんな人間だ。皇帝の皇子という肩書きしか取り柄がない能なしさ」


 明華は取り合わず重ねて訊く。



「嘘ですよね。宜佑殿下が誰にでも横暴な態度を取るのは、ほんの見せかけだけです」
/8167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ