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第48章 永遠

　そのひと言で、明華は真っすぐ王宮庭園を目指すことにしたのだ。



　沈尚宮は明華の後を守るように付いてくる。庭園を目指して歩きながら、彼女はヨンが意識を取り戻してからここ一ヶ月余りの日々に改めて想いを馳せた。


　あれから色々なことがあった。



　九月に入ってすぐ、清国使節団が三ヶ月に渡る長期滞在を経て帰国の途に就いた。