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第48章 永遠

翌三月三日、国王久宗の熱愛する昭儀閔氏から男子生誕。国王の第一子は生後一ヶ月で世子に冊封される。



　世子義善君（後に生母閔氏が王妃に立てられると共に大君となる）が生後半年を迎えたその年の秋、昭儀閔氏は正式に立后し、王妃となった。朝鮮に王妃が誕生するのは実に三十年ぶりである。この慶事に朝鮮全土の民は湧き、各地で提灯行列など祝賀の催しが行われたーと、当時の記録には記されている。。