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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~
第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~
「来ないで。それ以上近づいたら、人を呼ぶわよ」
「呼びたければ呼べば良い」
剛史は言うと、美奈恵のすぐ側まで歩いてきた。駅前の舗道に立つ二人の側をたくさんの通行人が急ぎ足で通り去ってゆく。
「俺は美奈のためなら、何でもする覚悟はできてる。二人でこれからまた京都に行ってお祖母さまにお願いしよう。お祖母さまだって、きっと二十七年前の美奈のご両親のことについては後悔しているはずだ。俺たちが心をこめて誠心誠意頼めば、きっと認めてくれる」
「呼びたければ呼べば良い」
剛史は言うと、美奈恵のすぐ側まで歩いてきた。駅前の舗道に立つ二人の側をたくさんの通行人が急ぎ足で通り去ってゆく。
「俺は美奈のためなら、何でもする覚悟はできてる。二人でこれからまた京都に行ってお祖母さまにお願いしよう。お祖母さまだって、きっと二十七年前の美奈のご両親のことについては後悔しているはずだ。俺たちが心をこめて誠心誠意頼めば、きっと認めてくれる」