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ハニードロップ
第1章 夢
「触りたい、舐めたい、挿れたい、中でいっぱい出したい、いいよね?奈子ちゃん」
「ん……」

 ん、ん?何か最後にとんでもないこと言われた気がするけど、キスで誤魔化される。また深いキスで何も考えられなくなって、皮膚を突き破る勢いで心臓が高鳴る。
 大きな手が胸を覆い、揉みしだく。不意に指が乳首を掠めて、ひゃん、と変な声が出てしまった。

「奈子ちゃんの声可愛い……、もっと聞きたい」
「あっ、あ、乳首気持ちいい……」

 指が勃ち上がり始めた乳首をコリコリと弄る。敏感になった身体は簡単に快感を拾った。

「美味しそ」

 今度こそ本当に舌なめずりをした。茶色い瞳を興奮に染め、三木村さんは私の胸を舐める。下のほう、乳輪、そして、一番気持ちいいところ。

「あっ、あっ、だめ……」
「だめじゃないでしょ?ほら、奈子ちゃんの乳首真っ赤になってるよ?」
「あっ、だめ、じゃない、気持ちい、」
「ん、もっとしたげるね……」

 口に含んだまま、舌でコリコリと弄ばれる。気持ち良すぎて脳までトロトロになりそう。もう片方の乳首は三木村さんの長い指が弄る。口を開きっぱなしで、口の端から唾液が溢れていることに気付かないほど。

「奈子ちゃん、よだれ垂れてる……そんなに気持ちいい?可愛すぎて死んじゃいそ……」

 三木村さんは嬉しそうな顔をして私の口の端を舐めた。死んじゃいそうなのはこっちだ。気持ち良すぎる……
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