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ハニードロップ
第4章 出会う
「奈子ちゃん、今日仕事大変だったの?」
「え?なんで?」
「顔色悪かったし、なんかイライラしてた。尚の店で」
「それはあの人にムカついて……」
「その前からだよ」
隣に寝転んで腕枕をしてくれている博也くんにそう言われて記憶を辿る。んー……あ、そういえば。
「今日ミスっちゃったんだった……」
芦屋くんのお店での出来事が衝撃的すぎて忘れていた。
「そうなんだ」
「うん、めちゃくちゃ怒られたんだよね」
私が悪いんだけどね。ちょっとコーヒーをこぼしかけて変なボタン押しちゃったの。
「しっかりしてる奈子ちゃんでもそんなことあるんだねぇ」
博也くんがほっぺたにスリスリしてくる。うーん、ちょっと生えた髭がちくちくして痛い。
「もう大分奈子ちゃんのこと知ってきたなぁ。やっぱりどの瞬間の奈子ちゃんも可愛い〜」
「そんなことないよ……」
「いいのいいの。俺が勝手に奈子ちゃん可愛いなぁって思って毎日毎日好きになってるだけだから」
うーん、そんなことあるのかなぁ。自分ではよく分からない。私も博也くんのことどんどん好きになってるからそれと同じかなぁ。
「嫌だなぁって思ってることないの?」
「うーん、もうちょっとスマホ確認してほしいとは思うかな」
それはごめんなさい……。
「でも、そういうマイペースなところも含めて大好きなんだよ」
ちゅ、ちゅ、とほっぺたに何度もキスをされながら目を閉じる。もうクタクタ……。
「おやすみ、奈子ちゃん。明日朝起こしてあげるからね」
博也くんの優しい声を聞いた次の瞬間には、もう眠りについていた。
「え?なんで?」
「顔色悪かったし、なんかイライラしてた。尚の店で」
「それはあの人にムカついて……」
「その前からだよ」
隣に寝転んで腕枕をしてくれている博也くんにそう言われて記憶を辿る。んー……あ、そういえば。
「今日ミスっちゃったんだった……」
芦屋くんのお店での出来事が衝撃的すぎて忘れていた。
「そうなんだ」
「うん、めちゃくちゃ怒られたんだよね」
私が悪いんだけどね。ちょっとコーヒーをこぼしかけて変なボタン押しちゃったの。
「しっかりしてる奈子ちゃんでもそんなことあるんだねぇ」
博也くんがほっぺたにスリスリしてくる。うーん、ちょっと生えた髭がちくちくして痛い。
「もう大分奈子ちゃんのこと知ってきたなぁ。やっぱりどの瞬間の奈子ちゃんも可愛い〜」
「そんなことないよ……」
「いいのいいの。俺が勝手に奈子ちゃん可愛いなぁって思って毎日毎日好きになってるだけだから」
うーん、そんなことあるのかなぁ。自分ではよく分からない。私も博也くんのことどんどん好きになってるからそれと同じかなぁ。
「嫌だなぁって思ってることないの?」
「うーん、もうちょっとスマホ確認してほしいとは思うかな」
それはごめんなさい……。
「でも、そういうマイペースなところも含めて大好きなんだよ」
ちゅ、ちゅ、とほっぺたに何度もキスをされながら目を閉じる。もうクタクタ……。
「おやすみ、奈子ちゃん。明日朝起こしてあげるからね」
博也くんの優しい声を聞いた次の瞬間には、もう眠りについていた。