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悪魔から愛されて
第24章 合コン
朝、圭吾は椅子に座りネクタイを結びながら、朝食を食べようとしている。
「…圭吾…」
「…ん?なに?」
「今日…ちょっと…京子とか会社の女子会があってね…」
「…うん。」
「す…少し…遅くなるけど…良いかな?」
「…うん。楽しんでおいで…恵美…顔が赤いけど…大丈夫?」
…圭吾は鋭いから…
…危なかった…
…バレてないよね…
“それでは、僕たちの出会いに…乾杯!!”
取引先の男性社員が5名と私達5名での合コンだった…
それぞれ自己紹介して楽しい雰囲気で合コンが始まった。
「鈴木さん、恵美ちゃんって呼んでいい?可愛いよね。彼氏いないの…?」
「え…えっと…彼氏は…います…」
「…残念だな…でも、浮気しちゃいなよ…恵美ちゃん、俺のタイプだし…」
私は愛想笑いをして、聞き流していた…
隣の京子は、かなりお酒を飲んでいて…酔っている…
「恵美ちゃん…俺は“亮”…仲良くしようよ…」
亮は、私の隣に席を移し、私の腰に腕をまわした…
「あ…あの…亮君…私…ちょっと…トイレ行ってくるね…」
私はその場から離れるために、トイレに逃げた…
“はぁ~嫌だな…帰りたい…”
小声で呟きながら、トイレから出ると入り口に亮がいた。
「恵美ちゃん…帰りたいの?…送るよ…」