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悪魔から愛されて
第24章 合コン
トイレの入り口で、亮は待ち伏せていたようだ…
「い…いいえ…大丈夫です…一人で帰れるから…」
すると…今まで笑みを浮かべていた亮の目が変わり、睨みつけて来た…
「送るって言ってるのが、わからないのか…」
亮は私の腕を掴み、お店の外へ出た…
店の横にある、静かな路地に私を押し込んだ…
「な…何を…するの…止めてください…」
亮は私の後頭部を掴み、無理やり口づけをしてきた…
「う…うぐ…うっ」
口を塞がれ、声が出ない…
すると突然、聞いたことのある声が聞こえた…
「嫌がってるだろ…止めろ…」
その声は…
…健斗!!…
亮は不機嫌そうに、健斗を見た…
「お前は誰だよ…こいつの彼氏か?」
「俺は彼氏じゃないが…その人は俺の大切な人だ…離せ…」
「何言ってるんだよ…こいつ…」
亮は健斗に殴りかかった…
健斗は手を出さず、亮に何回も殴られ続けた…
「なんだよ…こいつ…カッコつけやがって…つまんねぇ…」
亮は不機嫌そうに、健斗に唾を吐き去っていった…