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悪魔から愛されて
第24章 合コン
誰かが、私の手を握っている…
温かい手…
…最後に圭吾に会いたかった…
微かに声が聞こえる…
私の名前かな…
低くて…優しい声…
“恵美…恵美…恵美…”
誰だろう…
重い瞼が、少し開きそう…
眩しい光…
「め…めぐ…恵美!!」
私はそっと目を開けることが出来た…
私…生きてるの…
私の手を握り、横にいるのは誰…
圭吾が、私の目の前にいるの?
「…け…い…ご…」
「…恵美…わかるか…恵美…」
心配そうな顔で私を覗き込んでいる。
「…会いたかった…圭吾に…」
「ずっと…ずっと…ここに居るよ…恵美…すまない…」
…圭吾…泣いてるの?…
どうやら、事故は3日前。
私は病院のベットで3日間眠り続けていたようだ…