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悪魔から愛されて
第26章 気になる過去
私は圭吾の髪にそっと優しく触れてみる…
圭吾は微かに震えていた…
いつも大人で冷静な圭吾が…
…愛おしい…
彼女が命がけで愛した圭吾を…
私は圭吾を幸せに出来るのだろうか…
彼の頬を両手で包み、顔を近づける
長い睫毛が濡れている…
私はそっと口づける…
応えてくれる唇…
ゆっくりと味わうような口づけ…
愛してる圭吾…
背の高い圭吾は、私を自分の膝に座らせた…
顔が近くて、心臓が鳴る…
「…恵美、幸せにする…いや、しなければならない…」
「…うん。彼女がくれた幸せに感謝しないと…」
私達はもう一度、引き寄せられるように口づけた…
絡む舌が私を熱くする…
もっと欲しいの…もっと…
圭吾の服のボタンを外して、肌に直接口づける…
強く抱き締めて…心も身体も圭吾で満たして…