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悪魔から愛されて
第11章 お前を守る
私は少し諦めて目をぎゅっと閉じた。
助けて…
その時
ドカッ…ドスッ…ガタガタン…
大きな音がして、そっと目を開けてみた…
そこに見えたのは、向井が倒れうずくまっているところだった…
えっ…なに…何が起こったの…
理解できない状況の中、後ろから声が聞こえた。
「…大丈夫か?」
誰?
声のほうに目線を向けると、そこにいたには…
「龍崎部長…なぜ…ここに…」
私に自分の上着を掛けると、包むように抱き寄せた…
「怖かっただろう…遅くなった…でも無事でよかった…」
その言葉に緊張感が解けた私は、涙が溢れて止まらない…
向井は目を覚ましたらしく、龍崎部長を見て怯えている…
「龍崎部長、なんで…あなたが…ここにいるんですか…?」
「お前こそ、ここで何しているんだ?鈴木さんと仲良く話してるようには見えなかったがね。」
「くっ…邪魔しやがって…」
「向井、これ以上殴られたくなかったら、早く出ていけ…二度とここに来るな…」
向井は悔しそうな表情を浮かべ…龍崎部長に殴りかかった…
「うぁ…な…な…なんだ…」
まだ龍崎部長に触れていないのに、向井は後ろに吹き飛ばされた…
「なんだ…これ…人間業じゃない…」
「これが最後だ…向井、殺されたくなかったら出ていけ…」
向井の顔は、みるみるうちに血色を失い…
逃げるように部屋を出ていった…
龍崎部長は、私を抱きしめたまま頭をゆっくり撫でてくれた。
「鈴木さん、落ち着いたらシャワーでも浴びて着替えておいで…このままでは嫌だろう?」
私は洋服を引き裂かれ、向井の唾液で汚れていた…
「…はい。あの…お願いが…あります。シャワーから出てくるまで…ここに居てもらえますか?」
龍崎部長は優しく頷き微笑んだ…
「…いいよ。入っておいで。怖いだろ、居てあげるよ。」
私は急いでシャワーを浴びて着替えを済ませた…
「龍崎部長…お待たせしました…」
「…」
部屋から返事がなく、そっと覗いてみた。
すると、同時にドアがパタンと閉まる音がする…
今まで座っていたであろうソファーには龍崎部長の香がした…
助けて…
その時
ドカッ…ドスッ…ガタガタン…
大きな音がして、そっと目を開けてみた…
そこに見えたのは、向井が倒れうずくまっているところだった…
えっ…なに…何が起こったの…
理解できない状況の中、後ろから声が聞こえた。
「…大丈夫か?」
誰?
声のほうに目線を向けると、そこにいたには…
「龍崎部長…なぜ…ここに…」
私に自分の上着を掛けると、包むように抱き寄せた…
「怖かっただろう…遅くなった…でも無事でよかった…」
その言葉に緊張感が解けた私は、涙が溢れて止まらない…
向井は目を覚ましたらしく、龍崎部長を見て怯えている…
「龍崎部長、なんで…あなたが…ここにいるんですか…?」
「お前こそ、ここで何しているんだ?鈴木さんと仲良く話してるようには見えなかったがね。」
「くっ…邪魔しやがって…」
「向井、これ以上殴られたくなかったら、早く出ていけ…二度とここに来るな…」
向井は悔しそうな表情を浮かべ…龍崎部長に殴りかかった…
「うぁ…な…な…なんだ…」
まだ龍崎部長に触れていないのに、向井は後ろに吹き飛ばされた…
「なんだ…これ…人間業じゃない…」
「これが最後だ…向井、殺されたくなかったら出ていけ…」
向井の顔は、みるみるうちに血色を失い…
逃げるように部屋を出ていった…
龍崎部長は、私を抱きしめたまま頭をゆっくり撫でてくれた。
「鈴木さん、落ち着いたらシャワーでも浴びて着替えておいで…このままでは嫌だろう?」
私は洋服を引き裂かれ、向井の唾液で汚れていた…
「…はい。あの…お願いが…あります。シャワーから出てくるまで…ここに居てもらえますか?」
龍崎部長は優しく頷き微笑んだ…
「…いいよ。入っておいで。怖いだろ、居てあげるよ。」
私は急いでシャワーを浴びて着替えを済ませた…
「龍崎部長…お待たせしました…」
「…」
部屋から返事がなく、そっと覗いてみた。
すると、同時にドアがパタンと閉まる音がする…
今まで座っていたであろうソファーには龍崎部長の香がした…