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悪魔から愛されて
第19章 愛している人
窓の月明かりに照らされた、美しい悪魔が私を見つめている。
その目は艶やかで…
私の体の深い部分が熱くなる…
「…圭吾さん…抱いてください…」
「…恵美…愛している…」
私の唇を、親指で確かめるようにゆっくりなぞる…
指の感触だけで快感が走る…
熱い吐息が漏れる…
私の中のリリスがルシファーを求めている…
この日を待っていた…
ずっと…ずっと…
なんど生まれ変わっても…
あなただけを愛しています…
愛しいリリス…
ずっと探していた…
今、俺の腕の中にいる…
お前だけを永久に愛し続ける…
ゆっくりと、唇が近づく…
微かに触れる唇がもどかしい…
媚薬が注がれるように痺れる唇…
熱い…でも…もっと欲しくなる…