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でいどりーむ
第10章 ラッキーか?
正月明けに父親の仕事の都合でニュージーランドに引っ越すという話だった。母親も一緒に行くと言う。俺には一緒に来てもいいし、高校卒業してからでもいいと言っていた。高校卒業するまでの2年間をここで一人暮らしはとってもラッキーだが、その後の事はかおりと相談しないといけない。喫茶ミーティングの緊急開催を呼びかけた。
かおりに事情を説明すると

「私はどこまでも大吾について行く」

と嬉しい返事が帰って来た。そこでネットで調べ、具体的にどうするかを話し合った。結論として大事なのは英語の能力。大学に入るにしろ、働くにしろIELTSという基準の英語力が絶対条件だった。そこで部活の後週に3回、二人でIELTSのセミナーに行くことにした。費用は俺の親がかおりの分まで出すというラッキーもあった。

「大吾君!できたよ〜!」

かおりの声がキッチンから聞こえた。英語の勉強を中断して、キッチンに顔を出す。

「かおりちゃん、いつもありがとう」

セミナーの無い日はここに来て夕飯を作ってくれていた。本当なら俺も一緒にキッチンを手伝うと進言したが、学習能力の違いで、かおりが料理している時は、俺は自主トレをするようにとかおり先生?から指示が出ていた。かおりの料理は美味かった。俺の好みにピッタリだった。
食後の片付けをしているかおりんの後ろ姿が愛おしく見えた。俺は思わず後ろから抱きしめていた。

「あっ…ダメだよ〜片付け終わって無いよ…」
「かおりちゃんの後ろ姿が、とっても可愛いく見えたから…つい…」

俺はかおりの後ろ髪をかき分けると、耳の後ろから首筋にキスをしていった。

「あっ…ダメだったら…あっ…」

かおりから小さく喘ぎ声が漏れる。俺はそのまま後ろからかおりの胸を鷲掴みにすると、ゆっくり揉んでいった。

「ああ〜ダメ〜感じちゃうよ〜」

かおりの身体全体が熱くなって来る。俺はスカートをたくし上げると、太ももの付け根に指を這わせていった。そこは既に湿り気を帯びていた。

「あああ〜ダメだよ〜…大吾君…ベッド行こうよ…」

かおりが振り向く様に首を向けると、俺に懇願してきた。





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