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でいどりーむ
第2章 第2章 初デート
「いいよ。私、動物園に行きたいな」

何とかデートの約束ができた。その日の夜のおやすみメールで、

(テニス部に入部を決心!)

と電報のような文が届いた。
デート当日、ホカホカ陽気の中、動物を見ながら会話も弾んだ。かおりは動物園が好きで、小さい頃から親に頼んでよく来ていたらしい。昼時になった頃だった。

「私、おにぎり作ってきたけど、食べる?」
「えっ!本当、すげ〜嬉しい…実は俺、温かい麦茶持ってきた。」
「凄い!私、飲み物忘れちゃって…私達って凄いね」

かおりは今日一番の笑顔を見せた。
二人は桜が咲いている場所を選んで、かおりが持ってきたピクニックシートを敷いた。

「あっ、妹の持ってきちゃった。」

小学生用の小さいシートだった。大人だと一人用の大きさだ。

「ちょっと詰めれば座れるよ」

俺はすかさずフォローを入れた。

「そうだね。ごめんね」

俺は笑顔で答えた。
俺はおにぎりを頬ばりながら心で叫んだ。

(俺ってすげ〜ラッキー!)

かおりの手作りのおにぎりは食べられるし、小さいシートのおかげで肩がかおりと触れながら座れるし。

「どうしたの?ニコニコして」

かおりがにやけた俺を見ながら聞いてきた。

「このおにぎり美味しいなと思ってさ。つい…」
「本当?嬉しい。じゃこれは?」

かおりが爪楊枝に卵焼きを俺の口元に運んできた。

(ええっ、もしかして…あ〜んしろって?)

俺は条件反射の様に口を開けた。かおりが少し近づいた瞬間、かおりの胸が俺の腕を押した。
卵焼きを食べさせてもらったのと、ダブルラッキーで、俺はニヤけるのを抑えるのに必死だった。

「うん、これも美味しいね」

この言葉を何とか絞り出した。かおりも気づいたのか、少し顔を赤らめていた。
今日はラッキー三昧だぜ!
 かおりからのおやすみメールはいつもと少し違ってた。

(今日は楽しかったね。また行こうね。おやすみなさい♡)

なんかいい感じになってきた。

To be continued‥‥
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