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でいどりーむ
第3章 お勉強会
N高校は部活動の時間が決まっているため、夕方6時には完全下校と決まっていた。俺とかおりは決まって喫茶店に集合がお決まりのコースになっている。ただ、土日は試合があったりするので、休日のデートができなくなっていた。
「中々日にちが合わないね〜」
いつもの喫茶ミーティング中にかおりがちょっとムッとしたように言った。
ラグビー部とテニス部の試合日程が互い違いにあるので次のアクアミュージアムに行かれないでいた。
「もうすぐ中間テストだし」
「そうだ一緒に勉強しましょうよ。テスト前は部活も試合も無いし」
「いい考えだね。俺の家でやろうか?」
俺も思い切って言ってみた。
「えっいいの?」
「いいよ。かおりちゃんさえ良ければ。一応自分の部屋もあるし」
そしてお勉強デートが始まった。
「お邪魔します」
「いらっしゃい」
俺のお袋が出迎えた。
「立花です。初めまして」
「あら可愛い彼女じゃない。ゆっくりしていってね」
お袋は笑顔で迎えてくれ、コーヒーとお菓子も用意してくれた。俺は昨夜大掃除を決行し、かおりの出迎え体制を整えた。怪しい雑誌は奥の奥へ退避させ小さなテーブルと座布団を用意して万全だ。
「綺麗に片付いているのね。偉いぞ大吾」
かおりは笑いながら茶化す様に言った。
「かおり姫をお迎えるにあたり、誠心誠意ご用意…」
「もう…やめて…」
かおりは笑いながらしゃがみこんでしまった。
学力については、かおりが数段上で、俺はかおりに質問してばかりいた。それでもかおりは笑顔で丁寧に説明してくれていた。このままかおりと一緒なら、ずっと勉強していてもいいと思えるくらい楽しかった。
二人でベットに寄りかかり、お茶休憩をしている時だった。
「大吾君…私達さ…恋人同士だよね」
かおりが俯きながら恥ずかしそうに言った。確かに言われてみれば、愛の告白があったわけでもなく、お付き合い宣言があった訳でもない。N高校に散歩に行った時から、急速に仲良くなり、卵焼きをアーンするくらいの仲になってはいるが。
「そうだよ!だって…だって俺…かおりちゃんが大好きだから…」
「中々日にちが合わないね〜」
いつもの喫茶ミーティング中にかおりがちょっとムッとしたように言った。
ラグビー部とテニス部の試合日程が互い違いにあるので次のアクアミュージアムに行かれないでいた。
「もうすぐ中間テストだし」
「そうだ一緒に勉強しましょうよ。テスト前は部活も試合も無いし」
「いい考えだね。俺の家でやろうか?」
俺も思い切って言ってみた。
「えっいいの?」
「いいよ。かおりちゃんさえ良ければ。一応自分の部屋もあるし」
そしてお勉強デートが始まった。
「お邪魔します」
「いらっしゃい」
俺のお袋が出迎えた。
「立花です。初めまして」
「あら可愛い彼女じゃない。ゆっくりしていってね」
お袋は笑顔で迎えてくれ、コーヒーとお菓子も用意してくれた。俺は昨夜大掃除を決行し、かおりの出迎え体制を整えた。怪しい雑誌は奥の奥へ退避させ小さなテーブルと座布団を用意して万全だ。
「綺麗に片付いているのね。偉いぞ大吾」
かおりは笑いながら茶化す様に言った。
「かおり姫をお迎えるにあたり、誠心誠意ご用意…」
「もう…やめて…」
かおりは笑いながらしゃがみこんでしまった。
学力については、かおりが数段上で、俺はかおりに質問してばかりいた。それでもかおりは笑顔で丁寧に説明してくれていた。このままかおりと一緒なら、ずっと勉強していてもいいと思えるくらい楽しかった。
二人でベットに寄りかかり、お茶休憩をしている時だった。
「大吾君…私達さ…恋人同士だよね」
かおりが俯きながら恥ずかしそうに言った。確かに言われてみれば、愛の告白があったわけでもなく、お付き合い宣言があった訳でもない。N高校に散歩に行った時から、急速に仲良くなり、卵焼きをアーンするくらいの仲になってはいるが。
「そうだよ!だって…だって俺…かおりちゃんが大好きだから…」