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でいどりーむ
第5章 長文メール
 (今日はごめんなさい。私、実は中学の入学式の日に友達と大笑いしている大吾君を見て、その時から大好きになってしまいました。大吾という名前がわかった時に、ラブレターを書きました。でも渡せませんでした。今もそんな手紙が何通も引き出しの中に眠っています。
 クラス替えの度に同じクラスにという願いも最後まで叶いませんでした。
 中2の終わり頃、一緒の高校に行ければと思い、大吾君が何処の高校を受験するかわからず、一生懸命に勉強して同じ高校を受験できるようにしていました。同じ高校に入れた時、嬉しくて涙が止まりませんでした。
 初めて電話で話しをした時、凄く緊張して上手く話しが出来なかったので、一緒にN高校に行った時は、前の日の夜に話す事をメモして話す練習もしました。
 3年分の思いが溜まっていたせいで、一方的に喋ってしまって、うるさい女と思ったでしょごめんね。でもその日にメアドを交換できた事は最高に幸せでした。
 今日見たビデオの最後の方で男性が相手の女性に告白するシーンを見たとき、大吾君と二人で勉強した時の事を思い出していました。あのシーンを見ている時、私は大吾君に思いっきり抱きしめてもらいたかった。でも、その時の私は大吾君が凄く好きって気持ちの他に、エッチな気持ちもあったのです。それが恥ずかしくて…結局、大吾君の気持ちを考えずに帰って来ちゃいました。本当にごめんなさい。
 私は大吾君が大好き!大吾君に抱きしめてもらいたい…そして私は大吾君と一つになりたい…
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