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不倫研究サークル
第11章 リケジョ
合コンが始まって2時間が過ぎようとしていた。
4月の人妻との合コンから二か月、その間に菜美恵に女性の身体の事を教わり、小梢と出会い別れ、陽菜とも色々あったし、佳那とは濃厚な時間を過ごした。
そのおかげで、僕は女の子とも、なんとなく普通に会話できるようになっていた。
もっとも、途中から飲み始めたサワー系のお酒の助けもあってなのだが、テンションは上々だった。
先ほど、佳澄が立てたフラグのことも気になる。この分だと、遠くない将来に恋人ができて小梢の事も思い出に変わるだろうと思えるようになっていた。
良い気分のまま、僕はトイレで溜まっていたものを放出し、席へ戻ろうとすると合コン相手の一人、川本愛莉(かわもとあいり)とすれ違った。
彼女は、四人の中では一番おとなしく、これまで、あまり会話をしていない相手だった。
ショートカットのスレンダーの女の子で、どこか冷たい目をしている。これで度の強い眼鏡をかけると、巨乳でないところを除いたら僕のイメージするリケジョの出来上がりと言った感じだ。
そう、僕のイメージするリケジョは巨乳(数学のできる女の子は胸が大きい!)なのだ。
居酒屋の通路は、とにかく狭い。僕は彼女とすれ違う時、身体がぶつからないように端に寄ったのだが、足元がフラフラして、躓きそうになった。
その時、愛莉が手を差し伸べてきた。
「大丈夫?」
抑揚のない声で、冷たい目に、妙にマッチしている。
「あ、ありがとうございます」
あらためて見ると、愛莉は顔全体は綺麗な作りになっている。クールな美人と言った印象だ。
「なに?」
「え?」
「じっと見てるから」
4月の人妻との合コンから二か月、その間に菜美恵に女性の身体の事を教わり、小梢と出会い別れ、陽菜とも色々あったし、佳那とは濃厚な時間を過ごした。
そのおかげで、僕は女の子とも、なんとなく普通に会話できるようになっていた。
もっとも、途中から飲み始めたサワー系のお酒の助けもあってなのだが、テンションは上々だった。
先ほど、佳澄が立てたフラグのことも気になる。この分だと、遠くない将来に恋人ができて小梢の事も思い出に変わるだろうと思えるようになっていた。
良い気分のまま、僕はトイレで溜まっていたものを放出し、席へ戻ろうとすると合コン相手の一人、川本愛莉(かわもとあいり)とすれ違った。
彼女は、四人の中では一番おとなしく、これまで、あまり会話をしていない相手だった。
ショートカットのスレンダーの女の子で、どこか冷たい目をしている。これで度の強い眼鏡をかけると、巨乳でないところを除いたら僕のイメージするリケジョの出来上がりと言った感じだ。
そう、僕のイメージするリケジョは巨乳(数学のできる女の子は胸が大きい!)なのだ。
居酒屋の通路は、とにかく狭い。僕は彼女とすれ違う時、身体がぶつからないように端に寄ったのだが、足元がフラフラして、躓きそうになった。
その時、愛莉が手を差し伸べてきた。
「大丈夫?」
抑揚のない声で、冷たい目に、妙にマッチしている。
「あ、ありがとうございます」
あらためて見ると、愛莉は顔全体は綺麗な作りになっている。クールな美人と言った印象だ。
「なに?」
「え?」
「じっと見てるから」