この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不倫研究サークル
第3章 初めてのカノジョは美少女
「私の方で決めて良いかしら? 今日は私がご馳走するわ」

「え? でも、今日あたばかりの人に奢ってもらうのは悪いです」

「フフ、遠慮しないの、君はまだ学生なんだから」

「はい、それでは遠慮なくいただきます、でも、バイト代が入ったら僕にご馳走させてください」

男のプライドなんてちっぽけなものに拘っている訳ではないが、ただ奢ってもらうのも気が引ける。僕の精いっぱいの誠意を伝えたつもりだった。


「じゃあ、期待しているわね、ちゃんとデートに誘ってよ」


「そ、そんな……デートだなんて……、宮下さんのような大人の女性を僕がエスコートできる自信がありません」

また、何か言いたげに綾乃が僕を見つめる。

「違いました……」

「ん?」


今度は期待に満ちた瞳を、綾乃はぶつけてくる。

「ちゃんと誘います。僕にできる方法で……、僕の現在地で」

一度口にしたことを自信がないからと臆するのは、なんだか恥ずかし事のように思えた。
ならば、行動を起こしてから恥をかけば良い、そう思ったのだ。



綾乃は、微笑んでいるように見えた。

「さ、食べましょう。私はワインをいただくわ。森岡君は? 未成年だけど飲む?」

昨日、初めてお酒を飲んで少し気分が悪くなったことを思い出した。

「いえ、僕はやめておきます。 宮下さんは、どうぞ飲んでください」



料理は、ディナー用のコース料理だった。


僕は、生まれてこの方、こんなにオシャレで美味しい料理を食べたのは初めてだった。



やっぱり、東京って凄い……。




/200ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ