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不倫研究サークル
第4章 生意気なJC
「な……な、な、な、何を言ってるんだ? そんな事できるわけないじゃないか」

言うまでもなく、僕は童貞だがキスも未経験なのだ。

「なんで? 女の人の扱いに慣れてるんでしょ? キスくらいできるんじゃない」


「あ、あのね、陽菜ちゃんは中学生だろ、子供相手にそんな事はできない」

「子供、子供、て言うけど、先生と4つしか違わないよ」

「それに、ワタシって発育良い方だよ」

「いや、いや、そういう問題じゃない。キスは好きな人とするもんだろ」

相手のペースに乗ってはいけない、そう思うが、かなり手強い。

「じゃあさ、ワタシが先生を好きになった、てことなら?」


「へ?」

「ワタシが先生の恋人になるってことは、その可愛いカノジョに勝つって事になるじゃない」

「そういうものなのか?」


「そうよ、それって凄い自信になる」

「いやいや、なにを言ってるのか分からない。何の自信?」

まったくJCの発想にはついていけないものがある。
僕は次の手をどう打つか、完全にお手上げだった。

「先生がカノジョと別れてワタシを選んだら、ワタシの方が良い女って事になるでしょ? それが自信よ」

「そ、そんな、恋愛を勝負事にするもんじゃないよ」

「じゃあ、恋愛って何なの?」

「う⁉」


たしかに、恋愛が何か……、今の僕には説明できない。


「そんな、一言では言い表せない……な」


「だったら、少しずつワタシに教えて」


陽菜は立ち上がり、僕の方を向くと目を閉じた。




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