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不倫研究サークル
第4章 生意気なJC
初めて女の子をデートに誘った!

僕の心臓は早鐘をうち、今にも眩暈で倒れそうだ。
恐る恐る小梢の反応を見ると……、またしても、うつむいている。

(あわわ……、やっぱり無理か 涙)

そうなのだ、僕は所詮、嘘のカレシなのだ。僕とデートなんてしてくれるはずがない。

僕は凹む気まんまんだった。ところが……


小梢は不意に顔を上げ、ニコリと微笑んだ。

「ありがとう、嬉しい。デートに誘ってくれて……」


(あれ?)


小梢は何故か目に涙を溜めて、笑っているのだけど寂しげな微笑みだった。
無理しているのではないだろうか? 僕は不安になる。

「あの……、小梢……、無理しなくて良いからね」

まただ、こうやって直ぐに弱気になるのは僕の悪い癖だ。
そう自覚しているけど、いざという時に悪い癖が出てしまう。

「ううん、無理してんかないよ。ただ……、嬉しくて」

そう言って、小梢はゴシゴシと涙を拭いた。

「初めて男の子にデートに誘われたから、感極まって……」

小梢はゴシゴシと涙をぬぐうのだが、ちょい泣き程度で済まないくらい涙があふれている。


(あわわ、、、この状況は一体、何なのだ?)


予想外の展開に、僕までパニックになる。




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