この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不倫研究サークル
第7章 小梢の過去
「小梢……、これって?」

「土門華子さんの遺書よ」

「どうして彼女が君あてに遺書を書いたの? 彼女は本当に死んだの?」

僕の問いかけに、小梢はブルブルと唇を震わせた。

何度か深呼吸をすると、一瞬、口を真一文字にした後に衝撃的な事を口にした。

「彼女は死んだわ」


「私が殺したの」

「?」


「ごめん、何を言っているのか分からない」

「殺した相手に遺書なんて書く? 内容からして自殺じゃないの?」

「ねえ、何があったの?」

僕は、思わず中腰になり、小梢の肩を掴んで揺さぶった。

小梢の艶やか黒髪が揺れた。

「土門さんだけじゃない」

「?」

「わたし、もう一人殺しているの」

僕は混乱した。小梢の言っていることが全く理解できない。小梢から手を離すと、腰が抜けたように尻もちをついて、ヘナヘナとその場に座り込んでしまった。

小梢は相変わらず正座したままだった。

そして、ポツリ、ポツリと昔なにがあったのかを話し始めた。

とても辛そうに……。




/200ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ