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甘い世界
第1章 綺麗な人と天敵
「これだから恋愛経験0の女は」
「それが好きな人出来たらしいよ」
「ちょっと、香穂!」
コイツに言ったら何て言われるか!それに、私好きだなんて言ってないけどね。だけど滝沢は何も言わなかった。ふーん、と言っただけでカレーをひたすら食べていた。私には興味がないらしい。
「なんかカフェのマスターで翔さんとか言うめちゃくちゃ綺麗な人らしいよ」
「は?」
滝沢がカレーを食べる手を止める。そんなこと気にもせず香穂は続けた。
「そのカフェでバイトするんだってー」
「マジか」
え、何何?なんで滝沢そんな嫌そうな顔してんの?
「バイトまで藤堂と同じとかマジ勘弁」
「はっ?!」
「俺、そこでバイトしてる。牧瀬翔さんだろ?」
「……っ!」
神様もしかして私のこと嫌いですか。じゃないとこんな意地悪しないよね。ほんと勘弁してください。
「いいじゃん。タッキー、すずのことよろしくね」
「あー、気が重い……」
「それこっちの台詞だから!」
滝沢と同じか……。やめようかな。いやでも翔さんが!……て、私は別に翔さんのこと好きじゃないから!
「それが好きな人出来たらしいよ」
「ちょっと、香穂!」
コイツに言ったら何て言われるか!それに、私好きだなんて言ってないけどね。だけど滝沢は何も言わなかった。ふーん、と言っただけでカレーをひたすら食べていた。私には興味がないらしい。
「なんかカフェのマスターで翔さんとか言うめちゃくちゃ綺麗な人らしいよ」
「は?」
滝沢がカレーを食べる手を止める。そんなこと気にもせず香穂は続けた。
「そのカフェでバイトするんだってー」
「マジか」
え、何何?なんで滝沢そんな嫌そうな顔してんの?
「バイトまで藤堂と同じとかマジ勘弁」
「はっ?!」
「俺、そこでバイトしてる。牧瀬翔さんだろ?」
「……っ!」
神様もしかして私のこと嫌いですか。じゃないとこんな意地悪しないよね。ほんと勘弁してください。
「いいじゃん。タッキー、すずのことよろしくね」
「あー、気が重い……」
「それこっちの台詞だから!」
滝沢と同じか……。やめようかな。いやでも翔さんが!……て、私は別に翔さんのこと好きじゃないから!