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体育倉庫のハイエナ
第32章 32
 そしてマサムネが、重量感に溢れる腰を前後に揺らすと、奈津子は謝罪文の復唱を途中止めにして、また悶絶を始めた。

「はッ、はぁぁあぁぁんッ、んあぁぁんっ!…あぁんッ!あぁぁんッ!…」

 尤もマサムネは、ものの十回ペニスで秘部を突いた後には――そのペニスを深々と突き刺した状態で――腰の前後運動を中断した。

 そして奈津子の、ある痴態を指摘してみせる。

「お前、尻の穴がヒクヒクしてるじゃねえかよ…?」

 すると奈津子を取り囲む他の三人も、奈津子の尻の割れ目を,一斉に覗き込んだ。

 各々がその目で、その事実を確認する――そして同時に失笑した。

 その失笑の最中、マモルがさも驚いたといった感じで、叫んだ。

「うわぁっ!本当だッ!…肛門が、ヒクヒクしてるーーッ!!」

 すると、そんなマモルに対抗するように、ヒデアキも声を張って奈津子を罵倒する。

「みっともねーーーッ!全く、見てるこっちが恥ずかしくなるぜ!」

 他方、それ以前に奈津子の痙攣する肛門を目の当たりにしているレンヤは、そこでは特に驚くこともなく、ただクスクスと笑った。

 その次にはマサムネが、さも呆れたような溜息とともに、奈津子を窘める。

「お前な、俺達はお前の先輩なんだぞ?…あろうことか先輩に向かって、こんなだらしない尻の穴を見せつけるなんて、失礼だと思わないのかよ?」

 奈津子は、素直に謝った。

「す、すみません…」

 しかしながら、どうやら肛門の痙攣はまだ続いているらしく、マサムネはさらに奈津子を責めた。

「『すみません』じゃねえだろ?…謝る前に、このみっともねえ尻の穴を、何とかしろよッ!」

「は、はい…」

 奈津子は小さな声で、返事をした。

 それからしばらく、沈黙があった――その沈黙を経て、奈津子の肛門の痙攣はようやく治まったみたいだった。

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