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体育倉庫のハイエナ
第36章 36
 続けて二人は、乳首に舌を絡み付かせて、その勃起を企てる――奈津子は相も変わらず涙声で呻いている。

「やだぁぁ…やだぁ、やだぁ、やだぁ…」

――ちゅぷ、ちゅぷぅ、ぴちゃ、ちゅッぱあぁ…ちゅぱちゅぱッ、ぴしゃぁぴちゅ――

 涙声の背後には、二つの舌がめいめい乳首を弄ぶ、卑猥な音が流れた。
それから程なく、まずは冷笑を湛えたマサムネが、他の三人に報告した。

「フフフフ…こっちの乳首、勃ったぞ…」

 そのすぐ後には、ヒデアキがやはり多分の嘲笑を添えて、マサムネ同様の報告をする。

「ククククッ…こっちも勃った…もう、ビンビン…」

 そこで二人は元にいた位置に戻って、そこから自身の唾液に塗れて勃起した乳首を、満足げに笑って眺めた。
 
 一方マモルは、

「皆さーん、ご覧のように、奈津子ちゃんの乳首がまたビンビンに勃ちましたーーーッ!」

と、例のふざけた調子で言った後、続けた。

「では次は、奈津子ちゃんのクリトリスを、ビンビンにしてあげて下さーーーいッ!」

「いやああぁぁぁ…」

 乳首よりもさらに敏感な性感への愛撫の示唆に、奈津子はいよいよ慄きながら、涙を孕んだ声で呻く――この任はレンヤが請け負った。

 三歩前に進んで、奈津子の股間を前に腰を下ろしたレンヤは、両手の指先を奈津子の陰毛の茂みに添えると、その陰に潜む包皮を丁寧に捲った。

 そうして剥き出しにした、奈津子のクリトリスに、レンヤはまずは尖らせた唇で――ちゅっ、と、優しいキスをした。

 でも、たったそれだけで、奈津子は途端に体をブルッと震わせ、

「いやぁぁッ!いやぁぁッ!いやぁぁッ!…」

と、その声をより甲高くした悲鳴を、連呼し始めた。

 他方レンヤはキスの後、クリトリスに向けて舌を伸ばして、その先を根元に添えた。

 それをゆっくりと、小さな円を描くように動かして、そうやってクリトリスの周囲に、柔らかいに違いない舌をじんわりと擦り付ける。

 そしてレンヤの舌先が、ひとつ円を描くその都度、連呼する奈津子の悲鳴は、綻んでいった。

「いやぁぁッ!いやぁぁぁッ!…――いやぁぁぁ、いやぁ、ぁぁ――いっ、いやぁぁんっ、やぁんっ、やあぁんっ…」

 
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