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体育倉庫のハイエナ
第5章 5
 一方、『泣き寝入り』を約束させられた奈津子はといえば、相変わらずだ。

 相変わらず、声を張り上げて、ひたすら泣き喚くばかりだ。

 でも、今の僕が注目すべき点は、そんな奈津子の乳首が、ビンビンに勃起していること。

 前にも少し触れたけど、『乳首を勃起させて泣き喚く女子』を眺める時間は、僕にとっても、この上なく楽しい時間だ。

 僕は奈津子を、心の中で存分に嘲笑する。

(奈津子、もしかしてまだ、泣いて僕たちの同情を惹こうと思ってる?…でもね、奈津子…ビンビンの乳首を見せられながら泣かれても、同情する気に全然なれないんだけど?…寧ろ、笑えるんだけど?…ククククッ…奈津子、気付いてないんだろうな…今の自分が、どれだけマヌケに見えるか、分かってないんだろうなぁ…バカだなぁ…)

 そんな愉快な気分に浸っているうちに、僕は改めて思った。

 どうやら僕も、レンヤとマサムネと同じように、他人を嘲笑し、罵倒し、屈辱を与え、徹底的に貶めることに、相当な快感を覚えることが出来るようになったみたいだ。

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