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体育倉庫のハイエナ
第18章 18
しかしながら、奈津子は答えにくいと思われるその質問に実にあっさりと、しかし真剣な口調で答えた。
「だって、レンヤ先輩のことが好きだから…私。レンヤ先輩の何もかもを、知りたいんです。先輩の全てを、私に教えて欲しいんです…」
傍らの僕は、そんな奈津子の回答を聞いて奈津子を心配する。
(あーあ……どうせこの後すぐにフラれるのに、そんな重いセリフ言っちゃって…傷付いても知らないよ?)
もちろん、僕はその瞬間が待ち遠しい。奈津子が深く傷付くその瞬間が、楽しみで堪らない。
時に、そこでようやく、レンヤは奈津子の嘆願を承諾した。
「いいよ、奈津子…奈津子に俺の全てを、教えて上げる…」
そう囁いたレンヤは、それから奈津子の体を抱いて起こし、マットの上に正座させるよう導いた。
その後、自分は立ち上がって、正座する奈津子の前で仁王立ちになった。
レンヤの、黒いビキニパンツの、パンパンの膨らみが、奈津子の目の前にある。
その膨らみを目の当たりにして、奈津子はたったそれだけで、その顔を微かに強張らせつつ、照れたように笑った。
そんな奈津子に、レンヤが悪戯っぽく、声をかけた。
「俺、奈津子のキスが欲しいな…?」
「だって、レンヤ先輩のことが好きだから…私。レンヤ先輩の何もかもを、知りたいんです。先輩の全てを、私に教えて欲しいんです…」
傍らの僕は、そんな奈津子の回答を聞いて奈津子を心配する。
(あーあ……どうせこの後すぐにフラれるのに、そんな重いセリフ言っちゃって…傷付いても知らないよ?)
もちろん、僕はその瞬間が待ち遠しい。奈津子が深く傷付くその瞬間が、楽しみで堪らない。
時に、そこでようやく、レンヤは奈津子の嘆願を承諾した。
「いいよ、奈津子…奈津子に俺の全てを、教えて上げる…」
そう囁いたレンヤは、それから奈津子の体を抱いて起こし、マットの上に正座させるよう導いた。
その後、自分は立ち上がって、正座する奈津子の前で仁王立ちになった。
レンヤの、黒いビキニパンツの、パンパンの膨らみが、奈津子の目の前にある。
その膨らみを目の当たりにして、奈津子はたったそれだけで、その顔を微かに強張らせつつ、照れたように笑った。
そんな奈津子に、レンヤが悪戯っぽく、声をかけた。
「俺、奈津子のキスが欲しいな…?」